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タイトル通り、その昔、大陸横断鉄道で渡欧した作家が遺した紀行文を紹介している。当時の旅行の様子を、作家たちそれぞれが個性豊かに描写していて、興味が尽きない。
欧州へ行くには当時、航路も用意されていて、どちらがどうだったかの比較など実に楽しい。「当時の旅行者の本心は、せっかく洋行するなら、時間をかけたゆったりした船旅をしたいと思ったものである。だからシベリア鉄道の危険性が誇張されていたということもあるのかもしれない。いずれにせよ、[欧亜連絡ルート]は気宇壮大な夢を乗せてはいたが、実態は現実性に乏しいものであった。ちょっと空しい架け橋だったとも言えようか。」
他に満鉄のことや当時世界最高水準だった特急あじあ号のこと(父親から耳にたこができるほど聞かされていた)、或いは、愚亭の嘗ての職場であるジャパン・トゥーリスト・ビューロー→東亜旅行社→東亜交通公社→日本交通公社→JTBの変遷などにも触れている。更に「三等車でくつろぐ林芙美子」(左)の写真など貴重な映像も含まれている。(新潮新書)
by grappa-tei
| 2008-10-19 12:47
| 読書
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ヴォルビリス(モロッコ)の古代ローマ遺跡
by grappa-tei
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