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シャネル・ピグマリオン・コンサート

07/11/16 銀座シャネル・ネクサス・ホール シャネルがいわゆる企業メセナの一環で昨年から運営している若手音楽家育成プログラムで、折々、その支援している音楽家に自社ビル4階の小ホールで演奏機会を与えてきている。今回は、ソプラノの佐藤篤子さん。

 まったく知らないソプラノだったが、最初の発声を聴いて、それまでの眠気が一気に吹っ飛ぶ。ナンなんだ、この人!すっごく巧い。ベルカント唱法をほぼ完全にマスターしている発声だ。低音部から高音部まで淀みなく見事に響かせる。「この道」から始まって、ベッリーニのアリエッタを中心に11曲。そのうちの2曲はベッリーニのオペラ、「カプレーティとモンテッキ」から「あぁ、幾たびか」、それにラストは「清教徒」から「あなたの優しい声が」の二つのアリア。

 アンコールは「からたちの花」、「ラ・ボエーム」から「私が街を歩くと」(ムゼッタのワルツ)、「O, MIO BABBINO CARO」 2番目は昨日のナタリー・ドゥセーと同じ。決して聴き劣りするものではなかった。ところが、経歴を見ると目ぼしい国際的コンクール上位入賞を果たしているわけでもない。とすると、どうやら、つい最近おおばけしたのではないか。これだけの声を手に入れたからには、後は表現力や細部の技を磨くことだろう。そうなると、かなりの存在になることは間違いない気がする。

 歌の合間のトークも巧い。#80

by grappa-tei | 2007-11-17 00:01


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