人気ブログランキング | 話題のタグを見る

久しぶりのゲネプロへ

100609 P先輩から誘われて、東京文化会館へロッシーニの「タンクレーディ」のゲネプロを観に出かけた。ゲネプロを観るのは久しぶりだ。外国ではどうか知らないが、日本ではほぼ寸分たがわず本公演と同じ手順で行うから、本公演をまるまる一本観たのと同じと思ってよい。何か得した気分。

最初に藤原歌劇団の公演監督で、自身バリトン歌手でもある岡山廣幸氏から20分ほど、本作の解説があり、その後、舞台裏の見学。
久しぶりのゲネプロへ_c0075706_8563948.jpg
2年前にバックステージツアーで、既にこの辺は見ているが、よくぞこれだけ壁面から天井の隅々まで過去公演した連中の記念品やら落書きがびっしり。時間があればゆっくり見たいところだが。
久しぶりのゲネプロへ_c0075706_914154.jpg
こういうところも、びっしり。楽屋裏の壁そのものは7,8年前の大改装できれいになっている。63年に通訳でここに詰めていたころと、落書きを除けば余りにかわっていない印象だが、舞台の地下部分がずっと掘り下げられて使い勝手が格段によくなったとか。
久しぶりのゲネプロへ_c0075706_1024692.jpg
客席側はほとんどオリジナルのまま。せいぜい椅子の布を貼り替えたぐらいか。オケが最終チェック中。

画像→削除
第一幕の舞台。見事な装置だ。シンプルかつスタイリッシュ。シチリアのシラクーサの海が背景に。相変わらず澄み渡った美声の高橋董子さん演じるアメナイデ。今日中に敵方のオルバッツァーノと政略結婚を父親から迫られて窮地に立つところ。

画像→削除
満を持して主役のタンクレーディが登場。2004年滞在中のローマでこの演目を観た時のタンクレーディ役がマリアンナ・ピッツォラート。あれから6年で、この太り具合にはたまげた。でも歌唱は安定感抜群。因みにタンクレーディは男性だが、何故かこうして低い声を出せる女性歌手が演じる。

画像→削除
第2幕の終盤の4重唱。随所にロッシーニらしいメロディーが楽しめる。

画像→削除
終演後、演出家を舞台に招くピッツォラートと高橋さん。この辺りは本番を意識してゲネプロにも関わらずしっかり練習。この後、一人ずつ閉まった幕の隙間から登場して拍手を受けるところも。更に、マエストロ・ゼッダが高橋さんに声をかけて、ある箇所の出だしの部分のみ、オケと合わせるリハをやっていた。

動画はこちら→削除

ということで、たっぷり3時間。6時を回っていたので、先輩ご推薦の上野駅構内にある元貴賓室を改造したとされるBrasserie L'Ecrinで軽く一杯。
久しぶりのゲネプロへ_c0075706_102257.jpg
ご覧のように天井が高いのは昔のスタイル。ゆったりした時間が流れている雰囲気。客は女性ばかり。


お断り
愚亭のブログ記事をご覧になった「音楽愛好家」さんから、基本的に禁じられている写真や動画を、しかも公演前に掲載するのかけしからんと苦言をいただきましたので、一旦これらの画像・動画を削除しました。言わんとするところは分かりますが、何故日本だけかくもこうした撮影にうるさいのか、聊か大人気ないように思うのは愚亭だけでしょうか。相手はプロのアーティスト、営利を目的としているわけでもない個人ブログに姿が写されることが肖像権侵害になるとは、とても思えません。
by grappa-tei | 2010-06-10 09:03 | 音楽


<< Young Concert 2... 東邦フィルハーモニー定期演奏会 >>