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「音の出る展覧会」

10605「音の出る展覧会」_c0075706_13341782.jpg珍妙なタイトルだが、展覧会場でのミニ・コンサートのことで、特に珍しいわけでもない。土曜日で、しかも入場無料だから、開演1時間前の開場の更に15分前に会場(銀座2丁目)のポーラ・ミュージアム・アネックスに着いたのだが、タッチの差で立ち見に。30席しかないのだから、無理からぬこと。

立ったまま、開演まで1時間15分は結構きつかった。更に演奏会が40分ほどだったから、2時間立ちっぱなしという訳だ。古楽器とは言え、ここまで難行苦行して聞くほどなのかとも思ったが、並んじゃったから仕方がない。

ストラディヴァリ、グァルネーリ、そしてアマーティという錚々たる古楽器の展示と演奏会という趣向で、3回シリーズの今日が最終回で、アマーティ編。

東フィル所属の渡邊(廣岡)美穂さんは存じ上げないヴァイオリニストだが、見事に名器を弾きこなされた。

演目は、クライスラー、バッハ、パガニーニ、サラサーテと、バッハ以外は自身ヴィオリニストが作曲した作品で、どれもなかなかの難曲。とりわけ中音部から低音部の響きが凄く豊かという印象。アンコールに応えて、O Mio Babbino Caroを東京芸大教授で、このイベント企画者である澤 和樹氏との二重奏で締めくくった。
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因みに背景の作品はカンディンスキーである。こうした作品(少数ではあるが)に囲まれて、名器が奏でる妙なる調べを聴く気分は満更でもない。立ち聞きでなければもっとよかったのだが。

絵はわずかに5点のみだが、マティス、カンディンスキー、そしてデュッフィと好きな画家ばかりで、これも大満足でした。
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愚亭の立ち位置からはマチスがこのような角度で見えた。
by grappa-tei | 2010-06-06 13:57 | 音楽


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