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「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

100531 新宿武蔵野館 原題:VENGEANCE 仏・香港 108分 監督:ジョニー・トー 出演: ジョニー・アリデイ、シルヴィー・テステュー(「サガン-悲しみよ今日は-」、アンソニー・ウォン
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マカオの高級住宅地で、家族4人が何者かに襲われるという凶悪事件が発生。それを聞きつけ、フランスから初老の男・コステロ(ジョニー・アリデイ)がやってくる。病院を訪れた彼の前には家族で唯一、死を免れた重体の愛娘・アイリーン(シルヴィー・テステュー)に復讐を誓う。しかし見知らぬ土地で動きようがないコステロ。そんな折も折、偶然にも投宿したホテルで3人組の地元殺し屋と出会い、彼らに復讐の助っ人を、自分の全財産と引き換えに依頼することに。殺し屋3人組は、情報網を駆使して確実に犯人へと迫っていく。そんな中、コステロは3人にある秘密を打ち明ける。現在はパリのシャンゼリゼーにある高級レストランのオーナー・シェフだが、かつては彼らと同業者。その頃、頭に受けた銃弾がもとで記憶が日々薄れて行く症状が顕著に。この復讐さえもいつ忘れてしまうか分からない。復讐劇は時間との勝負に。
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ポラロイドで撮影した3人組の顔と名前をいちいち確認するコステロ。
「列車に乗った男」のジョニー・アリデイが渋い。現在66歳だが、70歳以上に見える。若き日、アイドルだったとは到底思えぬ変貌ぶり。この役、実はアラン・ドロンにオファーされたらしいが、脚本が気に入らないと受けて貰えず、監督としては、仕方なく聞いたこともないジョニーに頼んだらしい。ま、結果オーライでしょう。

アンソニー・ウォン他2名の香港俳優は2006年、同監督の「エグザイル/絆」にも出演していた。プロットもあの作品によく似ている。どうやら一連のシリーズらしい。3:4の決闘シーンはまるで西部劇。血が飛び散る凄惨な場面の筈なのに、どこか噴き出してしまうようなおかしさが随所に。セリフは極限まで抑えられていて、色調もモノトーンに徹する、スタイリッシュな映像が強く印象に残る。
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#29
by grappa-tei | 2010-06-01 19:49 | 映画


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