ご贔屓、「世紀のスーパー・テナー」こと、村上敏明君登場とあって、日曜日の夜、しかも雨中、文京シビックホールまで出かけた。これは、文京区にある特定非営利活動法人「チッタディーノ・オペラ振興会」(代表酒井 章)が主催する「オペラ入門シリーズVol.4」としての開催。 小ホールということもあり、上記悪条件にもかかわらず、大入り満員の盛況。言わずもがなだが、これも高齢者が8,9割。 酒井代表が企画・監修など、すべてお一人でやっているようにお見受けした。今日も、「入門シリーズ」らしく、時にユーモアを交え、丁寧で大変分かりやすい解説が随所に入り、好評。 この作品、ヴェルディの晩年の傑作の一つで、史実に基づいた話。たまたま道中、司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズの「南蛮の道II」を読んでいたら、フェリペ2世のくだりがあり、お陰で、解説はすんなり頭に入った。オペラにはややこしい筋のものが多いが、「ドン・カルロ」は大変平明でよい。 ドン・カルロ役の村上君、今日も絶好調で、特に言うこともなし。 ロドリーゴの森口賢二氏、村上君の国立での先輩に当たるのかな。例の二重唱、Dio, che nell'anima infondereはセッピンだった! フィリッポ2世の郷田明倫君、若いが声が凄く太くてこれからが楽しみなバス。 エリザベッタは野田ヒロ子さん、安定とバランスが強み。 エボリ公女、福田玲子さん、意外に小柄だ。昨年10月の「エトワール」でのアロエス役では、フクダ・レイコとして出演していたが、漢字に戻されたようだ。とにかく、彼女の持つ音域の広さに驚嘆。一応ソプラノだが、メッゾの領域へ楽々。 いくつか存じませんが、もう一人のバス、新保尭司氏、90歳の大宗教裁判長役にぴったりの風格。 #34
by grappa-tei
| 2010-05-24 08:42
| 音楽
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