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「パリより愛をこめて」

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悪役ぶりがすっかり板に付いたトラヴォルタ。昔はイケメンでならしたのがウソのよう。右のジョナサン・リス・マイヤーズ(「マッチポイント」でスカーレット・ヨハンソンのお相手)は、ただのイケメン。存在感薄し。ダブリン出身のアイリッシュ。

飛び散る血しぶき、飛び交う弾丸、迫力満点のカー・チェイス、狭い室内での壮絶な格闘と、手に汗握るシーンの連続。スタント・ダブルを多用するもCGはなし。「96時間」のピエール・モレル監督だけに、見せ場はふんだんで、この辺は心得たもの。

舞台はパリのみ。一切よその土地は出て来ない。登場人物も多くはない。従って込み入ったストーリーではない。
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敵地へ乗り込んでいって、超粗っぽい方法であっという間に片づけていくワックス。傍らで茫然とするジェームス。

パリの米大使館勤務のジェームズは、CIA捜査官見習いという別の顔を持つ。相棒となるワックス(トラヴォルタ)がある事件の捜査で本国から到着。さっそく迎えに行くが、このワックスがとんでもない規格外の捜査官。ケンブリッジ大出の優秀なジェームスも実戦経験ゼロゆえ、当初はワックスの余りの奇想天外はやり口に不安と不満を持つものの、すべての局面で結果を出すから、次第に認めざるを得ない心境に。

やがて自分の恋人(カシア・スムートニアク、知らない女優。余り美しくもなく、個性もない。名前からすると東欧出身?)が、パリ開催のG-8会議に照準を合わせたある企ての、実は重要な鍵を握ることを、ワックスがつきとめ・・・。最後の最後に”男”になれたジェームス、空港へ送って行ったワックスにやっと仲間として認められるのだった。

途中からおおよその筋書きが見えてくるものの、クライマックスは結構見られる。全体に、快適なテンポで展開されて、十分楽しめた。原題もFROM PARIS WITH LOVE 舞台がフランスでも、トラヴォルタが出てCIAの活躍を描くから、米映画かと思ったら、仏映画だった。

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それにしても、トラヴォルタの悪役非道ぶりは「サブウェイ123」で実証済みだが、今回もスキンヘッドで、たっぷり肉がついて、堂々たる進化を遂げている。この種の作品には欠かせないキャラになっちゃっている。

先輩が、新人を実戦経験を通して手荒く学ばせるスタイルは「トレーニング・デイ」(イーサン・ホークデンゼル・ワシントン)を彷彿とさせる。

画像はすべてALLCINEMA on lineからお借りした。

#27
by grappa-tei | 2010-05-21 10:59 | 映画


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