確かに←の形容詞は大げさではなかった。期待を大幅に上回る実力に感嘆あるのみ。解説によれば、この人、ルーマニアの地方都市ヤーシの出身で、今や世界で大活躍しているらしい。更に日本へは94年に初来日して以来、これで4度目の来日とか。ぜーんぜん知りませんでした。もっとしっかりフォローしないとね。今日は最前列のド真ん中。皮膚のつやから、表情の隅々まで見えてしまう。←こんなあどけない顔写真だが、実物はこれほどではないし、年齢的にもアラフォーをとっくに過ぎている印象。 そんなことはどうでもよくて、とにかく声が凄い。豊かな中音域から、絹のようになめらかな高音まで一糸乱れぬ(変な表現だが)移行にはひたすらボーゼン。コロラトゥーラのころがりも寸毫の乱れがない。声が極上であるのに加えて、表現力抜群。イタオペの有名どころのタイトルロールはほとんど経験済みもむべなるかな。 愚亭の乏しい経験から言うと、バルバラ・フリットリに歌い方が少し似ているように感じたが・・・。 ただ、余り感心しなかったことが。それは開演前の舞台上に楽譜台が置かれていて、とっさに嫌な予感。まさか楽譜みながら、ってそれはないよな、と自分に言い聞かせていたのだが・・・。それが現実のものに。これだけのベテラン歌手が何で今さら楽譜?そんな選曲、おかしいのでは?と思うのが普通です。予定された演目の8割方は老眼らしきものをかけて歌いましたからね。ほんとに残念。 ところが、アンコールになるや、一転、のびのびと一切楽譜も見ることなく、アリアを3曲、それも結構重いモノばかりで、これには、場内狂喜しましたね。 1.「ノルマ」から「カスタ・ディーヴァ」 2.「オフマン物語」からオランピアのアリア「生垣には、小鳥たち」 3.「つばめ」から「ドレッタの夢」 #30
by grappa-tei
| 2010-05-19 22:03
| 音楽
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