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「シャッター アイランド」

100415 TOHOシネマズ川崎 原題:SHUTTER ISLAND 監督:マーティン・スコセッシ 、出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングスレー、マックス・フォン・シドー、パトリシア・クラークソン
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意気揚々と島に乗り込んできた二人の連邦保安官だったが、予想もしない展開が待っていようとは。

ボストン湾に浮かぶ孤島シャッター・アイランド。そこには精神を病んだ犯罪者を専門に収容する施設がある。最近、厳重な逃亡防止装置をかいくぐって姿をくらました女囚を捜査する目的で、連邦保安官のテディー(ディカプリオ)と相棒チャック(ラファロ)が島に到着するところから話は進行していく。

冒頭、不気味な曇天下、荒波を蹴立てて進むフェリーのトイレでおう吐を懸命に抑えるテディー。「海はただの水の集合なんだ!」と自らに言い聞かせるシーンは、何か大事な伏線であることを匂わせる。

フェリー発着桟橋がある以外、すべて絶壁に囲まれた完璧な収容施設。周囲は潮の流れの激しい海。島からの逃亡が不可能と告げている。(まるでサンフランシスコ湾の軍事監獄のあるアルカトラズを思わせる)謎めいて見える灯台。そして、島を襲う巨大ハリケーンと、上々のセッティングだ。
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詳しい説明をコーリー病院長(キングスレー)に求めるが、思い通りには応じて貰えず、煩悶する二人。

捜査すると見せかけて、あらぬ方へとどんどん展開していくから、見ている方は相当混乱することになる。更に頻繁にフラッシュ・バックがはめ込まれるうちに、次第に問題が主人公自身の過去にあることが見え始める。この辺り、なかなかうまい脚本である。

本編映写前に「結末は語らぬように」と注意テロップが流れるので、これ以上書くのはやめておこう。結末の意外性は「シックス・センス」のようであり、全体の閉塞空間での追いつ追われつのハラハラ感は「ケープ・フィア」を思わせた。

ディカプリオも結構うまい俳優になったものだ。更には脇役陣にベン・キングスレーやらマックス・フォン・シドーなどを配する贅沢さ。さすがスコセッシ監督の作品だけのことはある。

#19
by grappa-tei | 2010-04-16 10:12 | 映画


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