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レンピッカ展

100319 渋谷文化村ミュージアムで開催中のレンピッカ展へ。
レンピッカ展_c0075706_1734752.jpgレンピッカ展_c0075706_174024.jpgロシア帝国支配下ポーランド出身のタマラ・ドゥ・レンピッカ(1898-1980)は、裕福な家の出。少女時代にスイス、フランス、イタリアで過ごしたことが、後年、画家として才能が開花する下地となったようだ。美術活動の舞台は主にパリだが、結婚したのはサンクト・ペテルブルク。その後、夫と共に亡命者として、一時はイギリスにも滞在。晩年は娘キゼットの住むアメリカで過ごすなど、まさにコスモポリタンとして生きた女流画家だ。

作風は、キュビズムやアール・デコの雰囲気の漂う独特のもので、一時は時代の寵児として随分もてはやされたらしいが、しばらくして、まったく忘却の彼方に置き去りにされたとか。
1972年に、回顧展が大々的にパリで開催され、再認識されたと解説にある。

しかし、その後の作風を見れば一目瞭然だが、若き日の作品を懐かしがり、それらを模倣するような作風が徐々に顕著に。結局、1920-30年代、即ちパリ時代が最も輝いて頃で、得意の絶頂にあったことが資料にも窺える。

 

展示されている写真を見ると、なかなかの美貌だったことが分かる。
当時としては珍しい女性としてのドライバー姿でさっそうと映っている映像など、
そのままポスターに使われるような姿である。


レンピッカ展_c0075706_17251810.jpgレンピッカ展_c0075706_17252968.jpg

左は成人した娘のキゼット、右は結婚相手(後離婚)のタデウッシュ・レンピッキ。
このように、画面一杯を使ってのびのびと人物像を描くのも彼女の画風の一つ。

それにしても、逞しい生きざまには圧倒される。
才能、逞しさ、美貌、世渡り上手さ等々から、
ほぼ同世代と言えるレニ・リーフェンシュタール(1902-2003)を思い出した。
(画像はBunkamuraのサイトから拝借した)

by grappa-tei | 2010-03-20 17:36 | 美術


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