100203
国立新美術館で開催中の「ルノアール~伝統と革新」展を見てきた。
第1章 ルノアールへの旅
第2章 身体表現
第3章 花と装飾が
第4章 ファッションとロココの伝統
と言う風に4つのセクションに分類してある。
第1章を除いては時代別でなく、テーマ別になっている。
(余り意味があるようにも見えなかったが)
今回油彩中心に80点ほどが展示されているが、
その半分は国内所蔵からの出展で、意外なほど日本も保有している。
ただし、玉石混交で、ほんとに素晴らしい作品は打率3割程度の印象。
入ってしすぐのところに「アンリオ夫人」(ワシントン国立美術館)が掛かっている。
淡い色を背景に、クリっとした目をした夫人の像。
35歳の時の作品で、極めて優美で気品を感じる。
一方クラーク美術館所蔵の「団扇を持つ若い女」(38才)も話題作だが、
背景がごちゃごちゃして、女が背景に溶け込んでいる印象。余り感心せず。
ポーラ化粧品美術館所蔵「水の中の裸婦」の肌の瑞々しい質感はどのようにして生まれるのか、
ほとんど陶然とさせられる。
↑はボストン美術館の「ブージヴァルのダンス」
女性は、モーリス・ユトリロの母親でもあるシュザンヌ・ヴァラドン。
ダンスは好んで取り上げたテーマで、「都会のダンス」「田舎のダンス」などと同じ系列の作品。
ルノアールの真骨頂である色彩の妙が際立っている。