恒例のこのイベントを3日、生中継で見た。
過去2度ほど、会場(NHKホール)で見た(聴いた)ことがある。
NHKの公開生中継にしては、かなり割高の入場料を取るので会場行きはやめた。
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今回のものは、一言で言えば、金のかけ過ぎ(→「つぶろぐ」にも書いたが)
と出演歌手の固定化が更に顕著ということか。
これまでのものも、相当大掛かりなセットを組んでいたが、
今回のは、これまで以上に豪華なセットである。
また衣装もメイクも凝り過ぎでここまでやるかという感じだ。
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演目はかなり吟味されたもので、それなりに目新しさは感じられた。
定番のヴェルディ、プッチーニ、モーツァルト、ワーグナーの他に、
パーセルやプロスキ、ベッリーニやウェーバー、R.シュトラウスなど、幅広く含まれていた。
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テノールの佐野成宏は今回合唱の指導まで担当したらしい。
が、自分の出番の演目はつまらなかった。
余りにもありふれた「妙なる調和」と「星は光りぬ」。
歌唱は定評があって、勿論問題なかったが、
あの衣装とメイクは何なのさ、と言いたい。
髪も顔も服もみんな白一色で、一体何を表現したかったのか。
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オテッロから「神かけて誓う」は素晴らしい二重唱の筈なのだが・・・。
テノールがずっこけ。しかも二人が合っていない。
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「薔薇の騎士」からのアリアを歌った3人組は豪勢なトリオだった。
佐々木典子さん、林美智子さん、それに森麻季という、
普段考えられないような組み合わせに陶酔した。
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それにしても、このイベントへの出演者はもう少しバランスを取れないのかと思う
NHK好みとでも言ったらいいのか、毎回同じ顔ぶれで、マンネリ化を懸念する。
日本にはうまいオペラ歌手はゴマンといるのだから、
もっと入れ替えて、新味を出すべきだろう。
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そんな中で初めて聴いた波多野睦美さん、
ややインパクトに欠けるかもしれないが、
瑞々しく、好感のもてる声と歌唱だった。