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「従軍慰安婦」吉見義明著(岩波新書)

 いかにも古めかしい名称だが、繰り返し話題になるこの問題。とっくにケリが着いていると思いきやである。あちこちの国にいる当事者からいまだに日本政府に賠償請求が来る。こういうことがあるからこそ、国vs.国で一括決着したので、個別対応しないというのが政府の方針。愚亭もそのように信じていたし、民間業者が勝手にやったことで、更には一攫千金を狙って「応募」してきたもので、「強制」ではない、と思っていたが・・・。

 この著書を読むと、そんな単純な問題でないことがよく分かる。それにしても、この著者、よくもここまで、と思うほど、徹底的に調査している。巻末の参照文献一覧のヴァリュームには驚嘆。勿論このようなことは日本軍だけではなかったのだが、どうやら、日本軍のケースがもっとも悪質だったようだ。いずれ、時の流れで風化していくのだろうが、知っておいて損はない。いや、日本人と一人として知っておくべきだろう。

by grappa-tei | 2008-12-11 10:30 | 読書


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