人気ブログランキング | 話題のタグを見る

やはり・・・

100630 後半途中で、「これはPK戦になるなぁー。なれば日本優位」と思ったのが、結果はそうなってはくれなかった。絶好調の川島が一本ぐらい止めてくれるだろうと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。

力の差はなく、まったくの互角の戦い。特に日本の守備陣の堅守は称賛されてしかるべきだろう。勝ち負けのつかない引き分けなのだから、ベスト12ぐらいの感覚だ。PKは時の運で、はずした駒野を責める者はいないだろう。

嘗て鮮烈に記憶に残る壮絶なPK戦があった。1982、スペイン大会の準決勝、独仏のガチンコ勝負。延長前半で仏が2点入れて、誰の目にもこれで勝負あったと映った。ところがである、ここからドイツ魂が炸裂、延長後半で2点を返し、とうとうPK戦にもつれ込んだ。

最初に外したキッカーが忘れもしないウリ・シュティーリケというMF。今度こそドイツは息の根を止められたと、仏贔屓の愚亭は確信した。当のシュティーリケ、もう独には帰れない、とばかりにピッチに突っ伏して慟哭している。

しか~し、ドラマはまだ続く。何と、仏側にもはずすプレイアーが出て、最終的に独の勝利。疑いもなく、歴史に残る名勝負の一つだろう。見終わって、しばし茫然自失の態。しかし、その独も決勝でイタリアに負けてしまったが。また仏は3位決定戦でポーランドに負けて屈辱の4位。

カップ史上、例がない(多分)決勝でPK戦となったアメリカ大会(1994)で、はずしてしまったアズッリのファンタジスタ、ロベルト・バッジョも歴史に名を残した。あの映像はこれから、繰り返しカップ関連番組で流されることだろう。

数々の名勝負を生んできたワールド・カップ。これで8強が出そろった訳だが、これからが1試合1試合、目が離せない勝負になるだろう。一見すると欧州vs.南米の様相。一つだけ残ったアフリカ勢、ガーナにも頑張って欲しい。
by grappa-tei | 2010-06-30 08:08 | TV番組


<< オペラサロン「トナカイ」へ 「これがオペラだIV」MADA... >>